のぼせ、発汗、冷え

更年期には、顔や上半身に不快なほてりを感じてのぼせや発汗の症状(ホットフラッシュ)が、足や腰など下半身に冷たさを感じて冷えの症状が出ます。また顔は暑く汗が吹き出ているのに、足元が冷えるという「冷えのぼせ」の状態がよくみられます。

 

おすすめ漢方薬:桂枝桂枝茯苓丸、桃核承気湯、加味逍遥散、防巳黄耆湯、温清飲

 

 

めまい、耳鳴り

更年期には、女性ホルモンの減少によって血圧が不安定になりやすく、高血圧になる人が増えます。それにより、めまいや耳鳴りも起こりやすくなります。

 

おすすめ漢方薬:桂枝加竜骨牡蠣湯、柴胡加竜骨牡蛎湯

 

 

肩こり、頭痛、腰痛

更年期には、女性ホルモンの減少の影響を受け、筋肉の収縮が不安定になり、またのぼせが原因となって熱の分布が不均等になるなどして、肩こりや頭痛が起こります。さらに、加齢に伴い新陳代謝が低下するので、乳酸濃度が高くなって症状を悪化させます。

 

おすすめ漢方薬:葛根湯、八味地黄丸

 

 

寝つきの悪さ、不眠、不安、抑うつ

更年期には、女性ホルモンが減少し、炎症を起こす原因となる生理活性物質などが過剰になります。炎症が起こると、睡眠に影響を受け、寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなり、不眠になると考えられています。

 

おすすめ漢方薬:半夏厚朴湯、柴胡桂枝乾姜湯

 

 

漢方薬の服用の注意

漢方薬は、一般に体内での吸収が遅いので、空腹時に飲むのが一番効くとされています。ただし、胃腸の弱い人などは食後に飲んでも、効き目が大きく変わることはありません。

 

更年期障害の症状には、漢方薬の効き目は早ければ2週間くらいであらわれ、一般的には、3~4週間で症状の改善がみられるといわれています。処方された漢方薬を、2~3週間毎日飲んでみて、効き目があらわれなければ、漢方医に相談し、別の薬に替えてもらう必要があります。また、漢方薬は、副作用が少ないですが、ときには服用後に症状があらわれることがあります。そのような場合、すぐに服用を中止し、医師に相談したほうがよいでしょう。

 

 

 

2015年11月6日更新