ホルモン補充療法は、エストロゲンを単独で使う方法と、エストロゲンとプロゲステロンを併用する方法があり、服用法は3通りあります。また、女性ホルモンの補充だけでは症状が改善しない場合、男性ホルモン注射を併用する場合もあります。

 

くすりは、飲み薬、貼り薬、注射があります。

 

 

周期的に服用する方法

エストロゲンを4週間毎日服用します。後半2週間はプロゲステロンを併用します。この方法では、プロゲステロンを飲み終えるころ月経のような出血が起こります。

 

 

連続して2剤を服用する方法

エストロゲンとプロゲステロンを同時に毎日飲み続けます。飲み始めてか1年ほどは、不定期な出血がみられますが、その後ほとんどなくなります。

 

 

エストロゲンを単独で服用する方法

エストロゲンを周期的または毎日飲み続けます。子宮を摘出している人、短期間に行う場合とられる方法です。

 

 

一般に、のぼせやほてり、発汗などの更年期障害は、ホルモン補充療法を始めてから1~3週間程度で徐々に改善されます。その人に合った正しい治療を行えば、更年期障害の症状のほとおんどが数ヶ月で改善されます。更年期障害の改善が治療の目的であるなら、症状がなくなった時点で治療を終了してもかまいませんが、1年未満で治療を終了すると、ほぼ全員に再発が起こります。数年治療を行っていても、急に終了すると、再発する可能性があるので、徐々にくすりの量を減らします。

 

症状が改善された場合でも、初診で骨密度の減少がみられた場合、閉経後に心配される骨粗しょう症の進行を予防する目的で、治療を続けることが一般的です。最低1年から10年以上の長期治療が可能です。

 

治療が長期におよぶ場合、定期的に血圧、血糖値、コレステロール値、子宮がん、乳がんなどの検査を受けることが必要になります。

 

 

 

2016年2月1日更新