女性特有の症状とサプリメント

女性の生涯には、エストロゲンやプロゲステロンなど女性ホルモンの働きが大きく関わっています。女性では、脳の視床下部と下垂体前葉、卵巣などの間で行われている調節機構により、ホルモンバランスが適切に保たれています。そして、妊娠・出産可能年齢を過ぎると、女性ホルモンは急激に減少し、更年期から閉経を迎えます。女性ホルモンは、月経周期に伴って変動しますが、女性は、毎月の周期や年齢による女性ホルモンの産出量の変動に伴い、心身の状況が変化し、さまざまな症状があらわれます。

 

子宮筋腫、子宮内膜症、月経不順、PMS(月経前症候群)、更年期障害の症状など、女性特有の症状や疾患は、エストロゲンなど女性ホルモンの不均衡が原因となるものが多くあります。女性ホルモンの分泌は、脳の視床下部にある中枢で調節されますが、視床下部には自律神経の中枢もあり、相互に影響を及ぼしあっています。日常生活のストレスや、加齢に伴うホルモン量の変化などにより、ホルモンバランスが乱れ、不定愁訴(いらいらする、いつも不安、疲れがとれない、眠れないなどの症状)があらわれるようになります。

 

更年期障害に対して、西洋医学では、ホルモン補充療法や対症療法が行われますが、ホルモン補充療法では、副作用の問題が生じることもあり、医療用薬品より穏やかな作用のサプリメントに注目があつまっています。

 

 

更年期障害とサプリメント

閉経年齢は平均50歳であり、閉経前後の時期を更年期といいます。通常更年期は40~55歳前後であり、卵巣が生殖機能を終え、ホルモンの分泌が激減していく段階で、更年期特有のさまざまな症状があらわれます。この更年期障害の症状に対して、西洋医学ではホルモン補充療法や対症療法が行われます。一方、西洋医学と伝統医学・代替医療を統合した統合医療では、植物性食品やハーブなど、女性ホルモンと同様の働きをするサプリメントなども併せて利用します。

 

更年期障害の諸症状は、のぼせ、ほてり、発汗、寝汗、手足の冷え、動悸、息切れ、頭痛、肩こり、腰痛、不定愁訴(イライラ感、不安感、疲労感、不眠など)など、非常に多彩です。また、更年期の女性の年代は、子供の教育、親の介護、社会とのかかわりなど、さまざまなストレスにさらされており、自律神経の働きが乱れ、女性ホルモンの分泌に異常をきたします。更年期以後の女性でも、エストロゲンの不足から、骨粗しょう症や心臓病、動脈硬化症などの疾患にかかりやすことがしられています。

 

更年期障害の諸症状は、加齢による女性ホルモンの減少を原因とする症状が中心で、西洋医学では、ホルモン補充療法が行われます。また、漢方薬もよく利用され、症状が強い場合、ホルモン補充療法を短期間行い、その後、漢方薬やサプリメントを利用することもあります。米国では、ホルモン補充療法が標準治療として行われてきましたが、副作用が判明し、大規模な臨床試験が中止になり、最近ではハーブなどのサプリメント利用者が増えています。女性ホルモンの働きを助けるサプリメントはいくつか種類がありますが、ホルモンバランスは個人差が大きいので、自分にあったサプリメントを選ぶことが重要です。

 

 

 

2015年10月30日更新